# (チュートリアル1)対話モデルを作成する
チュートリアルスキルの対話モデルにインテントおよびスロットを登録して、対話モデルをビルドします。
ここでは、チュートリアルスキルの対話モデルに、以下のデータを作成します。
- 新規のカスタムインテント「GreetingIntent」
この手順のとおりに操作すると、ユーザーがCLOVAデバイスでチュートリアルスキルを起動してから、「こんにちは」と発話したときに、CLOVAからExtensionサーバーにGreetingIntentが送信されます。
インテントとは
インテントは、CLOVAにインテントオブジェクトを作成させるための設定項目です。インテントオブジェクトは、ユーザーの発話をもとにしてCLOVAによって作成され、CEKを通してExtensionサーバーに送信されます。たとえば、ユーザーが「コーヒーが欲しい」という意図を伝える場合、「コーヒーをください」や「コーヒー淹れてくれる?」と発話することが考えられます。インテントを正しく登録すると、どちらの言いかたでも、同一のインテントオブジェクト(例:OrderIntent)がExtensionサーバーに送信されます。
CLOVA Developer Centerの「用語および略語」の「インテント (opens new window)」も参照してください。
CLOVA Developer Center (opens new window)にログインし、[スキル設定]をクリックして、「チュートリアルスキル」の[編集]をクリックします。
チュートリアルスキルの設定画面が表示されます。
[対話モデル]をクリックし、「カスタムインテント」の[+追加]をクリックします。
チュートリアルスキルの「対話モデル:インテントを追加」画面が表示されます。
[新規のカスタムインテントを作成]に「GreetingIntent」と入力し、[作成]をクリックします。
対話モデルにカスタムインテント「GreetingIntent」が追加されます。
インテント名は正確に入力しましょうGreetingIntentは、チュートリアルのコードに書かれているインテント名です。ほかの名前を入力するとチュートリアル1が正しく動作しません。大文字と小文字は区別されます。
「新しいサンプル発話を追加してみてください。」に「こんにちは」と入力し、[+]をクリックします。
[保存]をクリックします。
GreetingIntentのサンプル発話リストが保存されます。
[ビルド]をクリックします。
表示が[ビルド中]に代わり、対話モデルのビルドが開始されます。ビルトが終了すると、表示が[ビルド中]から[ビルド]に戻ります。ビルドが終了するまでに、数分かかります。
ビルドが終了したら、チュートリアルスキルの設定画面の[テスト]をクリックします。
[テストしたい発話の内容を入力してください]に「こんにちは」と入力し、[送信]をクリックします。
画面の左側に対話形式で、ユーザーの発話(こんにちは)とレスポンス(はい、こんにちは)が表示されます。
また、ユーザーが発話した「こんにちは」がCLOVAによって解析された結果と、Extensionサーバーによる応答も表示されます。
項目 表示 実行されるイベント IntentRequest 解析されたインテント GreetingIntent JSONのサービスリクエスト CLOVAからExtensionサーバーに送信されたJSON サービス応答 ExtensionサーバーからCLOVAに送信されたJSON この例では、カスタムインテント「GreetingIntent」が作成されています。また、Extensionサーバー(Herokuにデプロイしたコード)によって、「GreetingIntent」に対して「はい、こんにちは。」とCLOVAデバイスが応答することも示しています。
「(チュートリアル1)こんにちは」の説明のとおりに、CLOVAデバイスと対話できることを確認します。
同じLINEアカウントでログインしたCLOVAデバイスで動作確認できますCLOVA Developer Center (opens new window)へのログインで使用したLINEアカウントと、CLOVAデバイスにログインするLINEアカウントを一致させると、開発中のCustom Extension(スキル)をCLOVAデバイスで動作確認できます。 CLOVAデバイスで起動できるスキルを確認する方法について詳しくは、「CLOVAスキルストアにアクセスする」を参照してください。
意図通りに対話できないときは発話履歴を確認しましょうCLOVAデバイスと意図通りに対話できないときは、ユーザーの発話がCLOVAによってどのように認識されているかを発話履歴で確認できます。 詳しくは、「発話履歴を使ってCLOVAの認識結果を確認する」を参照してください。
# 次のステップ
これで、チュートリアル1は終わりです。続いてチュートリアル2でスロットを使ったスキルを作成してみましょう。