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Herokuでサンプルボットを作成する
このチュートリアルでは、Messaging API SDK for Javaを使って、単純なEchoボットとすべての機能を備えたKitchensinkボットをHerokuでデプロイする方法を説明します。
サンプルボットを別言語でデプロイしたい場合は、以下のMessaging API SDKリポジトリを参照してください。
始める前に
以下の作業が完了していることを確認します。
Echoサンプルボットをデプロイする
受け取ったテキストメッセージをエコーするボットをデプロイする手順は、以下のとおりです。
- コンソールで、チャネルシークレットとチャネルアクセストークンを確認します。
- GitHubの
sample-spring-boot-echo
ディレクトリのREADMEファイルに含まれる[Deploy to Heroku]ボタンをクリックします。 - 手順1で確認した値を使って、[App name](任意)、[LINE_BOT_CHANNEL_TOKEN]、および[LINE_BOT_CHANNEL_SECRET]の各フィールドに入力し、[Deploy app]をクリックします。次の手順で使うので、アプリ名は記録しておきます。アプリがデプロイされるまでしばらく待ちます。
- 「
https://{HEROKU_APP_NAME}.herokuapp.com/callback
」というURL形式で、Webhook URLをコンソールに入力します。
注:{HEROKU_APP_NAME}
は手順3で指定したアプリ名です。 - コンソールの[チャネル基本設定]ページにあるQRコードを読み取って、LINEでボットを友だち追加します。
- ボットにLINEでテキストメッセージを送り、同じメッセージが返ってくることを確認します。
Heroku CLIでログを確認する
ボットのログをHerokuで確認する手順は、以下のとおりです。
- Heroku CLIをダウンロードし、インストールします。
-
ターミナルまたはコマンドラインアプリケーションを使って、Herokuにログインします。
$ heroku login
-
ログを確認します。注:
{HEROKU_APP_NAME}
は手順3で指定したアプリ名です。$ heroku logs --tail --app {HEROKU_APP_NAME}
Kitchensinkサンプルボットアプリをデプロイする
Kitchensinkサンプルボットアプリには、テンプレートやイメージマップメッセージなど、Messaging APIで利用できるすべての機能が含まれています。Kitchensinkボットをデプロイするには、Herokuダッシュボードで新しいHerokuアプリを作成します。
- コンソールで新しいチャネルを作成し、チャネルシークレットとチャネルアクセストークンを確認します。コンソールの[チャネル基本設定]ページにあるQRコードを読み取って、ボットを友だち追加します。
- GitHubのline-bot-sdk-javaリポジトリのクローンをローカルコンピューターに作成します。
-
Procfile
を開き、すべてのecho
をkitchensink
に置き換えます。// Before web: java $JAVA_OPTS -jar sample-spring-boot-echo/build/libs/sample-spring-boot-echo-*.jar --server.port=$PORT // After web: java $JAVA_OPTS -jar sample-spring-boot-kitchensink/build/libs/sample-spring-boot-kitchensink-*.jar --server.port=$PORT
-
sample-spring-boot-kitchensink/src/main/resources/application-template.yml
ファイルをコピーしてapplication.yml
に名前を変更します。手順1で確認した値を使って、channel-secret
フィールドとchannel-token
フィールドに入力します。「This is tempalte file for configuration. Please copy as application.yml and change your value」の部分は削除します。 -
Herokuダッシュボードで新しいHerokuアプリを作成して、アプリ名をコピーします。
-
ローカルの
line-bot-sdk-java
ディレクトリに移動してGit™リモートを追加します。注:{HEROKU_APP_NAME}
は手順5で指定したアプリ名です。$ heroku git:remote -a {HEROKU_APP_NAME}
-
変更をHerokuにプッシュします。
$ git add . $ git commit -m 'First commit' $ git push heroku master
-
「
https://{HEROKU_APP_NAME}.herokuapp.com/callback
」というURL形式で、Webhook URLをコンソールに入力します。 -
LINEを使って以下の機能をボットで試してみます。
- 「profile」と入力して、ユーザープロフィールを取得する。
- 「buttons」、「confirm」、または「carousel」と入力して、テンプレートメッセージを送る。
- 「imagemap」と入力して、イメージマップメッセージを送る。
- ボットをグループチャットに招待する。「bye」と入力すると、チャットからボットを退出させられます。
- ボットに画像、音声、動画、位置情報などを送る。ボットはこれらのコンテンツを取得し、同じものを送り返してきます。
次のステップ
Messaging APIを使ったボットの作成方法について詳しくは、「ボットを作成する」と『Messaging APIリファレンス』を参照してください。