LINEミニアプリと共に拡大する順番待ちソリューション(matoca、yoboca)の開発事例

このページについて

このページは、LINE API Use Caseサイト(2026年3月31日に閉鎖)に掲載していた記事を、LINE Developersサイトへ移管したものです。LINEプラットフォームを導入した企業の事例を紹介しています。なお、記事の内容は掲載時点のものです。

株式会社ブレイブテクノロジー

誰もが経験する「順番待ち」という時間。株式会社ブレイブテクノロジーは「待つストレスを軽減する」をミッションとし、LINEミニアプリを採用した順番待ち・行列対策/呼び出し通知サービスを提供している企業です。



サービス提供者様の今回のシステム開発への想い

当社のミッションである「全ての人の待ち時間ストレスを軽減させる」を実現するためのサービスを展開しています。

大多数の方は待つのが好きではないでしょう。想定以上に長時間待たされた、予約していても待たされた、といったことはよくあります。一方、待たせている側にも「待たせてしまっている」「近隣に迷惑がかかる」といったストレスが発生しています。さらに最近のコロナ禍では3密を避ける行動が求められることから、待ち時間に対するストレスは高まっています。

このような「待ち時間ストレス」を解消するために、順番待ち対策サービス「matoca」と、呼出通知サービス「yoboca」を提供しています。「matoca」では、行列に並ばずとも順番待ちができ、案内準備が整った際にLINEへ通知が届きます。「yoboca」では、購入から引き渡しまでに待ち時間が発生する場合など、準備が整った際にLINEへ通知が届きます。両方とも呼び出されるまではカフェで休憩したり、用事を済ませたり、自由に過ごせますのでストレスは軽減されるでしょう。

世の中にはいくつもの「待ち時間」があり、それだけ「待ち時間ストレス」も発生しています。今後もLINEを活用して「待ち時間ストレス」の軽減を進めていきます。

スクリーンショット


LINEとの連携

新しいアプリをインストールする障壁をLINEで手軽に

「matoca」と「yoboca」では、LINEミニアプリを利用しています。利用している理由はLINEアプリのアクティブ利用率が高い、性別・年代に関係なく多くの人に利用されていることが一番の理由です。スマホアプリでのサービス提供も検討しました。スマホアプリは開発の自由度が高く開発者として魅力的ですが、利用するユーザー視点では新しいアプリをインストールするに至るハードルが高くなります。ただでさえインストール障壁が高いのに、外出先で順番待ちのためだけに新しくアプリをインストールされるかは疑問です。それよりも、インストールされている割合が高いLINEアプリ上で動き、手軽にその場でさっと利用できるサービスであることが重要だと考えています。

登録してもらうコストが減り、導入企業の友だち獲得に大きく貢献

LINEミニアプリを利用したことで、導入企業様での友だち獲得に大きく貢献できています。LINEミニアプリでは初回利用時にデフォルトで友だち追加されるため、来店してサービスを利用してもらうだけで、友だちを獲得できます。クーポンなどの特典を付けて友だち登録してもらうのに比べ獲得コストが抑えられているという評価をいただいています。また、「matoca」の前身である「LINEで順番待ち」では、呼出時の通知メッセージとしてLINE Messaging API のプッシュメッセージを送信していました。LINEミニアプリへ移行したことで、サービスメッセージの呼出用テンプレートが利用できるようになり、プッシュメッセージ送信コストがかからなくなったというメリットもあります。

獲得したデータは店舗オペレーションの改善に役立てる

サービス利用組数や入店まで至らなかった離脱者数、入店までの待ち時間などの情報を導入企業様に提供しており、店舗オペレーションの改善などに役立てていただいています。今後は利用者のサービス利用状況データを活用し、リピーターへの顧客ロイヤルティ向上を支援する機能を提供する予定です。


システムの解説

今後の規模拡張も見据えてAWSを採用

「LINEで順番待ち」時代よりAWSを利用しており、少人数でも開発・運用できるようクラウドサービスを採用しています。昨年9月にリリースした「yoboca」はサーバーレス構成を採用しています。AWS Lambdaや、Amazon SQSなどの従量課金のフルマネージドサービス群で構成し、さらにCI/CDでの自動化など、運用面と費用面でのコスト低減を実現し、今後の規模拡張も見据えた仕組みとなっています。

別サービスと連携し、マーケティングや顧客ロイヤルティ向上に役立つサービスを目指す

先日、「matoca」「yoboca」をPOSレジや発券機、ECサイトと連携できるAPIをリリースしました。これまでは単体のサービスとして動作していましたが、POSレジなどの店舗にある機器と連携することで新たな機器が不要となり、さらに導入企業様スタッフの手順を減らすことができます。このような他の機器やサービスとの連携に加え、利用者の行動データ活用を進め、導入企業様のマーケティングや顧客ロイヤルティ向上に役立つサービスの展開を計画しています。

これからサービスを開発される方に一言

先に述べたようにLINEは極めてアクティブユーザーが多いサービスであり、様々なAPIが提供されているプラットフォームです。当然ながらプラットフォームには制約があります。一方で開発者としてはより自由度があり高度な仕組みを開発したいという欲求があります。ですが、利用者はそれを求めていないかもしれません。提供するサービスの利用者が何を求めているかを重視し、利用する技術やプラットフォームを選定していただきたいです。利用者が手軽に利用できることを重視したサービスであれば、LINEのプラットフォームの活用は最適かもしれませんので、その場合はぜひ選択肢に入れて検討してみてください。


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