# バージョニングポリシー
LIFFアプリに適切なLIFF SDKを組み込むために、LIFFのバージョニングポリシーを正しく理解してください。
LIFF SDKのアップデートに伴い、LIFFアプリに組み込んだLIFF SDKが廃止されることがあります。 廃止されたLIFF SDKを組み込んでいるLIFFアプリは、開けません。
長期的にLIFFアプリを利用する場合は、定期的にこのページを確認し、適切なLIFF SDKを組み込んでください。
# メジャーバージョンのステータス
LIFF SDKのライフサイクルは、メジャーバージョンごとに規定されています。 現在サポートされているLIFF SDKのメジャーバージョンと、各バージョンのステータスは以下のとおりです。
LIFFバージョン (リリース日) | ステータス (現ステータスの最終日) | 利用可否および説明 |
---|---|---|
LIFF v1 (2018年6月6日) | 廃止 (2021年10月1日) | ❌ 予告なくCDNエッジパスおよびCDN固定パスがすべて無効になり、LIFFアプリが開けなくなります。 |
LIFF v2 (2019年10月16日) | アクティブ (~LIFF v3のリリース日) | ✅ 現行バージョンです。新規機能の追加や既存機能の改善が頻繁に行われます。 |
LIFF v3 (未定) |
# LIFFのバージョニングポリシー
LIFF v2.2.0以降、LIFFのバージョンナンバーは、セマンティック バージョニング (opens new window)(SemVer)で定められたルールに従います。
SemVerでは、以下のバージョン形式を定義しています。
メジャー.マイナー.パッチ
たとえば、v1.2.3
の場合、1
はメジャーバージョン、2
はマイナーバージョン、3
はパッチバージョンを表します。
各バージョンの定義は以下のとおりです。
バージョン | 説明 |
---|---|
メジャー | 公開されているAPIに対して、後方互換性を持たない変更があった場合に更新されます。 バージョンアップの例:v1.1.12 → v2.0.0 |
マイナー | 公開されているAPIの後方互換性を維持したまま、機能を追加した場合に更新されます。 バージョンアップの例:v1.1.12 → v1.2.0 |
パッチ | 後方互換性を維持したままバグ修正を行う場合に更新されます。バグ修正とは、間違った振る舞いを修正する内部の変更を指します。 バージョンアップの例:v1.1.12 → v1.1.13 |
# LIFF SDK(sdk.js)のアップデートポリシー
LINEでは、LIFF v2.1.13リリース以降、以下の2種類のCDNパスを用意しています。LIFFアプリにLIFF SDKを組み込むときに、目的に合ったCDNパスを指定してください。
CDNパス | 説明 |
---|---|
CDNエッジパス | メジャーバージョンのみを含むCDNパスです。常に最新の機能を使用する場合は、このCDNパスを使用します。メジャーバージョンがアップデートされたときのみURLを更新する必要があります。 例:https://static.line-scdn.net/liff/edge/2/sdk.js |
CDN固定パス | パッチバージョンまで含むCDNパスです。特定のバージョンの機能を使用する場合は、このCDNパスを使用します。LIFFアプリを更新しない限り、指定したパッチバージョンを使い続けることができます。LIFFの新機能や、セキュリティ改善、バグ修正を反映したいときのみURLを更新してください。自動的に更新されないため、LIFF SDKのアップデートの影響を受けません。 例:https://static.line-scdn.net/liff/edge/versions/2.1.13/sdk.js |
CDN固定パスを使用している開発者は、LIFFアプリを更新するタイミングを決める必要があります。アップデートの内容を正しく理解し、自分のLIFFアプリに適しているか判断するために、『LIFFドキュメント』の「リリースノート」をこまめに確認してください。
CDNエッジパスを指定する例:
<script charset="utf-8" src="https://static.line-scdn.net/liff/edge/2/sdk.js"></script>
作成済みのLIFFアプリの動作を保証するために、以下のCDNパスでLIFF SDKの提供を継続します。 このCDNパスで利用できるLIFF SDKは、CDNエッジパスで利用できるLIFF SDKと同じバージョンです。
後方互換性を維持するためのCDNパス:
https://static.line-scdn.net/liff/edge/2.1/sdk.js
後方互換性を維持するためのCDNパスは、LIFF SDKのライフサイクルスケジュールに関わらず廃止される可能性があります。 LIFFアプリで指定するCDNパスを、CDNエッジパスに変更することをおすすめします。
方針が決まり次第改めてお知らせします。
# LIFF SDKのライフサイクル
LIFF SDKのライフサイクルは、メジャーバージョンごとに以下のように規定されています。
新しいメジャーバージョンがリリースされたときのステータスは「アクティブ」です。 次のメジャーバージョンがリリースされるときに、現在のメジャーバージョンのステータスが「アクティブ」から「メンテナンス」に変更され、一定期間経過後に「非推奨」、「廃止」の順に変更されます。
ステータス | 利用可否および説明 | サポート期間 |
---|---|---|
アクティブ | ✅ 現行バージョンです。新規機能の追加や既存機能の改善が頻繁に行われます。 | リリース日から、次のメジャーバージョンがリリースされた日まで |
メンテナンス | ✅ 既存機能を維持するために必要な、バグ修正やセキュリティ改善が行われます。 | アクティブ期間最終日から12か月間 |
非推奨 | ✅ アップデートされません。 | メンテナンス期間最終日から6か月間 |
廃止 | ❌ 廃止日以降、予告なくCDNエッジパスおよびCDN固定パスがすべて無効になり、LIFFアプリが開けなくなります。 | - |
# LIFF SDKのライフサイクルスケジュール
LIFF SDKのメジャーバージョンのライフサイクルをよく理解し、適切な準備を行ってください。
LIFFバージョン (リリース日) | アクティブ期間 | メンテナンス期間 | 非推奨期間 | 廃止日 |
---|---|---|---|---|
LIFF v1 (2018年6月6日) | ~ 2019年10月15日✅ LIFF v1 | ~ 2021年4月1日✅ LIFF v1 | ~ 2021年9月30日✅ LIFF v1 | 2021年10月1日❌ LIFF v1 |
LIFF v2 (2019年10月16日) | ~ LIFF v3のリリース日✅ LIFF v2 | ~未定✅ LIFF v2 | ~未定✅ LIFF v2 | 未定❌ LIFF v2 |
LIFF v3 (未定) |
✅ LIFF v1
/❌ LIFF v1
:https://d.line-scdn.net/liff/1.0/sdk.js の利用可否
✅ LIFF v2
/❌ LIFF v2
:https://static.line-scdn.net/liff/edge/2/sdk.js 、 https://static.line-scdn.net/liff/edge/versions/2.x.x/sdk.js 、および https://static.line-scdn.net/liff/edge/2.1/sdk.js の利用可否