# グループトークと複数人トーク
LINE公式アカウントは、Messaging APIを使用してグループトークや複数人トーク内のユーザーと対話できます。このページでは、グループトークや複数人トークでのLINE公式アカウントの使い方について説明します。
# 複数のユーザーと話すトークの種類
LINEで複数のユーザーと話すトークには、グループトークと複数人トークの2種類があります。グループトークまたは複数人トークのユーザーはメンバーと呼びます。
LINEバージョン10.17.0以降、複数人トークはグループトークに統合されました。統合以前から使用していた複数人トークは引き続き利用できますが、バージョン10.17.0以降のLINEで複数の友だちとのトークを新規作成した場合は、必ずグループトークになります。詳しくは、『LINEみんなの使い方ガイド』の「グループを作成・管理する (opens new window)」を参照してください。
# グループトーク
グループトークは、複数人での継続的な利用を想定して設計されたトークです。グループトークには識別子としてグループIDが発行されます。ユーザーはグループトークを作成して、特定の名前をつけられます。グループトークはアルバム、ノートなどの機能に対応しています。
ユーザーが1対1のトークに3人目のユーザーを招待した場合は、グループトークが作成されます。
グループトークでは、グループに招待されたユーザーの承認フローの有無を設定できます。設定方法について詳しくは、『LINEみんなの使い方ガイド』の「グループを作成・管理する (opens new window)」を参照してください。
# 複数人トーク
複数人トークは、複数人での一時的な利用を想定して設計されたトークです。複数人トークには識別子としてトークルームIDが発行されます。複数人トークでは、参加しているメンバーの名前がトークルームの名前として自動的に設定されます。複数人トークはアルバム、ノートなどの機能には対応していません。
なおバージョン10.17.0以降のLINEでは、複数人トークはグループトークに統合されています。
# グループトークや複数人トークにLINE公式アカウントを招待する
LINEユーザーは、グループトークや複数人トークにLINE公式アカウントを招待できます。招待されるためには、LINE Developersコンソールのチャネル設定にある[Messaging API設定]タブで、[グループトーク・複数人トークへの参加を許可する]を有効にしておく必要があります。この設定は、デフォルトでは無効になっています。また、グループトークや複数人トークに同時に複数のLINE公式アカウントは参加できないことに注意してください。
# Webhookイベントを受け取る
グループトークや複数人トークでもWebhookイベントを受信できます。詳しくは、「1対1のトークまたはグループトークや複数人トークでのWebhookイベント」および『Messaging APIリファレンス』の「Webhookイベントオブジェクト」を参照してください。
# メッセージイベント利用時のヒント
1対1のトークと同様に、LINE公式アカウントが追加されているグループトークや複数人トークにメッセージが送られた場合も、メッセージイベントがボットサーバーに送られます。
メッセージイベントのsource
プロパティには、送信元グループトークのグループID(groupId
)または送信元複数人トークのトークルームID(roomId
)が含まれます。
"source": {
"type": "group",
"groupId": "Ca56f94637c...",
"userId": "U4af4980629..."
}
グループIDおよびトークルームIDについて詳しくは、「ユーザーID、グループID、トークルームIDとはどのような値ですか?」を参照してください。
# エンドポイントにリクエストを送る
グループトークおよび複数人トークの特有の操作は以下のとおりです。詳しくは、『Messaging APIリファレンス』を参照してください。
- グループトーク
- 複数人トーク
# メッセージ送信時のヒント
1対1のトークと同様に、LINE公式アカウントが追加されているグループトークや複数人トークに応答メッセージとプッシュメッセージを送信できます。
プッシュメッセージを送るときは、to
プロパティにグループIDまたはルームIDを指定します。送信先のIDは、Webhookイベントオブジェクトに含まれています。メッセージはグループトークや複数人トークのすべてのメンバーに表示されます。
グループトークや複数人トークで、複数のユーザーを指定してマルチキャストメッセージを送ることはできません。