# オーディエンスを使う

オーディエンス機能を使うと、高度なターゲティングができます。たとえば、メッセージを開封したユーザーや、メッセージのURLをクリックしたユーザーのグループをターゲットにできます。

注意

日本、タイ、台湾のユーザーが作成したLINE公式アカウントの場合のみ、オーディエンスを作成できます。

Identifier for Advertisers(IFA)を使用するには

送信対象アカウントをIFAで指定することもできますが、この機能は、所定の申請等を行った法人ユーザーのみがご利用いただけます。自社のLINE公式アカウントでご利用になりたいお客様は、担当営業までご連絡いただくか、弊社パートナー (opens new window)にお問い合わせください。

# オーディエンスを作成する

オーディエンスはMessaging APIで作成できます。作成できるオーディエンスは次のとおりです。

オーディエンス 説明
ユーザーIDアップロード用のオーディエンス ユーザーIDやIFA(Identifier For Advertisers)で特定できるユーザーの集合
メッセージクリックオーディエンス 過去に配信したメッセージのURLをクリックしたユーザーの集合
メッセージインプレッションオーディエンス 過去に配信したメッセージを開封したユーザーの集合

なお、Messaging APIでは、次のタイプのオーディエンスは作成できません。

  • チャットタグオーディエンス
  • 追加経路オーディエンス
  • 予約オーディエンス
  • リッチメニューインプレッションオーディエンス
  • リッチメニュークリックオーディエンス
  • ウェブトラフィックオーディエンス
  • アプリイベントオーディエンス
  • 動画視聴オーディエンス
  • 画像クリックオーディエンス
同時処理数の制限があります

ユーザーIDアップロード用のオーディエンス作成およびオーディエンスへのユーザーID追加のエンドポイントでは、オーディエンスID(audienceGroupId)単位での同時処理数の制限があります。詳しくは、「同時処理数の制限」を参照してください。

# オーディエンスを使う

オーディエンスは、ナローキャストメッセージの送信で使用できます。詳しくは、「ナローキャストメッセージを送信する」を参照してください。

# オーディエンスを共有する

Messaging APIとLINE Official Account Manager (opens new window)では、同じLINE公式アカウントにおいて作成したオーディエンスを相互に利用できます。オーディエンスの相互利用に際して、必要な初期設定はありません。

Messaging APIとLINE Official Account Manager以外のツール(LINE広告マネージャ (opens new window)など)でオーディエンスを相互に利用したい場合は、オーディエンスを共有する設定が必要です。オーディエンスを共有する方法について詳しくは、「ビジネスマネージャーでオーディエンスを共有する」を参照してください。

オーディエンスを作成するツール オーディエンスを利用するツール オーディエンスの利用可否
Messaging API LINE Official Account Manager
LINE Official Account Manager Messaging API
Messaging API LINE Official Account Manager以外のツール ✅ *1
LINE Official Account Manager以外のツール Messaging API ✅ *1

*1 ビジネスマネージャでオーディエンスを共有すれば利用可能

# ビジネスマネージャーでオーディエンスを共有する

ビジネスマネージャー (opens new window)を使うことで、特定のオーディエンスを複数のサービス(LINE広告マネージャなど)で共有して、相互に利用できるようになります。

またビジネスマネージャーのオーディエンス共有機能を使うことで、同一プロバイダー配下のMessaging APIチャネル間でもオーディエンスを共有できます。ただしビジネスマネージャーでオーディエンスの共有を設定できるLINE公式アカウントは、認証済アカウントとプレミアムアカウントのみです。

ビジネスマネージャーで共有されたオーディエンスの情報は、以下のエンドポイントで取得できます。

オーディエンスの共有方法について詳しくは、『ビジネスマネージャーマニュアル』の「リソースの共有 (opens new window)」を参照してください。

# オーディエンスの仕様について

オーディエンスの仕様は以下のとおりです。

項目 仕様
チャネルあたりのオーディエンス数 最大1,000件
オーディエンスの保存期間 最大180日間(15,552,000秒間)
ユーザーIDアップロード用のオーディエンスに1リクエストでアップロードできるユーザーIDまたはIFAの数
  • JSONを使用する場合:最大10,000件
  • ファイルを使用する場合:最大1,500,000件
オーディエンスあたりのユーザー数
  • ユーザーIDアップロード用のオーディエンス:制限なし
  • メッセージクリックオーディエンス:最小50件
  • メッセージインプレッションオーディエンス:最小50件
メッセージを配信してからリターゲティング用オーディエンス[1]を作成できる期間 最大60日間(5,184,000秒間)

ナローキャストメッセージの使用制限について詳しくは、『Messaging APIリファレンス』の「属性情報やオーディエンスを利用したメッセージ送信の制限事項」を参照してください。


  1. メッセージクリックオーディエンスおよびメッセージインプレッションオーディエンスを指します。 ↩︎