# LINEでビーコンを使う
LINE Beaconを使うと、ユーザーがビーコンの電波の受信圏に入ったときにWebhookビーコンイベントを受け取ることができます。ビーコンを使用して、ビジネスニーズに合ったコンテキストでユーザーとやりとりするようにボットアプリをカスタマイズできます。
LINE Beaconは、日本、台湾、タイ、およびインドネシアで利用できます。
LINE Beaconは、最新バージョンのLINEでの利用を推奨します。
# ビーコン端末を準備する
LINE Beaconを使用するには、LINE公式アカウントとリンクするBluetooth® Low Energy対応ビーコンが必要です。以下のいずれかのタイプの端末を使用できます。
- LINE Beaconに対応しているビーコン端末。これらのビーコン端末は、それぞれの国でのみサポートされます。
- 日本で対応している端末については、こちらのページ (opens new window)を参照してください。
- タイで対応している端末については、こちらのページ (opens new window)を参照してください。
- LINE Simple Beacon (opens new window)規格に準拠しているBluetooth® Low Energy端末。
# ビーコンとLINE公式アカウントをリンクする
LINE公式アカウントをビーコンとリンクするには、LINE Official Account Manager (opens new window)のビーコン登録ページを開きます。登録ページでは、LINE Beacon対応端末とLINE公式アカウントをリンクできます。また、LINE Simple BeaconハードウェアIDを端末に発行できます。
1つのLINE公式アカウントに複数のビーコンをリンクできます。しかし、1つのビーコンがリンクできるLINE公式アカウントは1つまでです。
# Webhookイベントを受け取る
以下の条件を満たしたユーザーがビーコンの受信圏に入ると、ボットサーバーがWebhookのビーコンイベントを受け取れます。
- BluetoothとLINE Beaconの設定を有効にしている
- ボットアプリが関連付けられているLINE公式アカウントを、事前に友だち追加している
Webhookのビーコンイベントを発生させるには、以下の手順に従います。
- スマートフォンのBluetoothがオンになっていることを確認します。
- LINEで[設定]>[プライバシー管理]を開き、[LINE Beacon]を有効にします。
- ビーコンの電源が入っていることを確認し、スマートフォンをビーコンに近づけます。
- ボットサーバーがビーコンイベントオブジェクトを受信することを確認します。
以下は、ビーコンイベントオブジェクトの例です。
{
"destination": "xxxxxxxxxx",
"events": [
{
"replyToken": "nHuyWiB7yP5Zw52FIkcQobQuGDXCTA",
"type": "beacon",
"mode": "active",
"timestamp": 1462629479859,
"source": {
"type": "user",
"userId": "U4af4980629..."
},
"webhookEventId": "01FZ74A0TDDPYRVKNK77XKC3ZR",
"deliveryContext": {
"isRedelivery": false
},
"beacon": {
"hwid": "d41d8cd98f",
"type": "enter"
}
}
]
}
# ビーコンバナー
ビーコンバナーとは、ビーコンでユーザーが検知されると、ユーザーのLINEのトーク画面上部に現れるバナーです。
ユーザーがビーコンにリンクされているLINE公式アカウントと友だちになっていない場合、バナーをタップするとLINE公式アカウントを友だち追加できます。
ユーザーがバナーをタップすると、LINE公式アカウントが指定したウェブページが開きます。LINE公式アカウントが友だち追加されている場合は、ユーザーがバナーをタップしたその場でLINE公式アカウントからのメッセージを受信させることができます。
ビーコンバナーは法人ユーザー向けの機能です。詳しくは、担当営業までご連絡いただくか、LINEヤフー for Business (opens new window)ウェブサイトからお問い合わせください。