# 法人ユーザー向け開発ガイドライン

法人ユーザー向けの開発ガイドラインです。LINEプラットフォームを利用した開発をする際は、以下の内容に従ってください。

目次

# LINEボットについて

# LINE Developersとは

LINEでは、外部の企業や開発者に向けて、LINEのサービスとの連携が可能になるAPIを提供しています。LINE Developersサイトでは、そうしたLINE APIの仕様や、開発手順を解説したドキュメント、設定を行うためのコンソールを開発者向けに提供しています。詳しくは、「LINE Developersサイトとは」を参照してください。

# LINEボットのしくみ

LINEボットは、Messaging APIを用いて情報の送受信を行います。詳しくは、『Messaging APIドキュメント』の「Messaging APIの仕組み」を参照してください。

# LINEボットとチャネルの関係性について

LINE公式アカウントの構成要素としてのボットと、チャネルの関係性は以下のようになっています。

ボットとチャネルの関係

# 各種用語について

各種用語について詳しくは、用語集を参照してください。

# LINEボット開発手順

  1. LINE公式アカウント(ボット)およびMessaging APIチャネルを作成する。

    以下のいずれかのサイトから作成できます。

    • LINE Developersコンソール
    • LINE Official Account Manager
    • LINE AGP

    ここでは、LINE Developersコンソールでの作成方法を紹介します。

  2. 以下のシステムや仕組みを用意する。

    なお、Messaging APIを呼び出すサーバーなどの環境と、Webhookイベントを受信するボットサーバーなどの環境は、必ずしもそれぞれ独立した環境を用意する必要はありません。

  3. ボットサーバーでWebhookイベントを受信するための準備と実装をする。

  4. LINE Developersコンソールで[Messaging API設定] > [Webhook設定]の[Webhook URL]にボットサーバーのURLを設定し、[Webhookの利用]を有効にする。

  5. 作成したLINE公式アカウントを友だち追加して、Webhookイベントをボットサーバーが受信できているかを確認する。

# LINEボットリリース前のご確認事項

LINEボットのリリース前には、以下を必ず確認してください。

  1. LINE Developersコンソールへのアクセスが必要なメンバーにチャネルの権限やLINE Official Account Managerの権限 (opens new window)が付与されている。

  2. LINE Developersコンソールの[Messaging API設定] > [Webhook設定]の[Webhook URL]に正しいURLが設定され、ボットサーバーでWebhookイベントを正常に処理できることを確認している。

  3. 後述のAPIリクエスト送信時の注意に記載された注意点を考慮した実装がされている。

  4. LINEボットセキュリティガイドライン (opens new window)」「LINEボットセキュリティチェックリスト (opens new window)」のセキュリティ基準を遵守、または同等以上の環境を構築している。

# ボットサーバーにおけるWebhookイベント受信時の注意

# セキュリティを考慮した通信およびボットサーバー環境

# TLS 1.2以上に対応したHTTPS通信

ボットサーバーでLINEプラットフォームから送信されるWebhookイベントを受信する際の通信は、TLS 1.2以上に対応したHTTPS通信で行う必要があります。HTTPS通信するためのSSL証明書は、公的な認証局で発行されたSSL証明書を用意してください。SSL証明書は有償で購入する他、Let's Encrypt (opens new window)などの無償で発行したものも利用できます。Webhookの設定について詳しくは、『Messaging APIドキュメント』の「Webhook URLを設定する」を参照してください。

# セキュリティガイドラインに準拠した環境構築

ボットサーバーを構築するにあたり、満たすべきセキュリティ基準を以下のセキュリティガイドラインおよびセキュリティチェックリストにて記載しています。LINEボットを用いたサービスを提供する際には、記載されているセキュリティ基準を遵守、または同等以上の環境をご準備いただいた上で実施してください。

# 受信したWebhookイベントの検証

受信したWebhookイベントがLINEプラットフォームから送られたことを確認するために、リクエストヘッダーのx-line-signatureには署名が含まれています。ボットサーバーでは、受信したリクエストボディから定められたアルゴリズムを使用してダイジェスト値を取得し、x-line-signatureリクエストヘッダーに含まれている署名と一致するか検証します。署名が一致することを検証することで、受け取ったリクエストがLINEプラットフォームから送信された正しいWebhookイベントであるかどうかを確認できます。

署名の計算鍵にはチャネルシークレットを利用します。そのため、チャネルシークレットのお取り扱いにはご注意ください。詳細とコードサンプルについては、『Messaging APIリファレンス』の「署名を検証する」を参照してください。

LINEプラットフォームのIPアドレスは開示していません

Webhookリクエスト送信元のLINEプラットフォームのIPアドレスについては開示していません。セキュリティの担保はIPアドレスによるアクセス制御ではなく、署名の検証にて実施いただきますようお願いします。

署名の検証のイメージ

# 大量かつ集中的なWebhookイベント送信への対応

LINE公式アカウントの特性上、突発的に大量のアクセス(Webhookイベント送信)が発生する場合があります。ボットサーバーの処理能力を超えるWebhookリクエストが送信された場合、ユーザーへのメッセージの遅延や不達が発生する場合があります。

アクセスが集中しやすいケースの例

なお時間帯としては、昼12時台、または17時〜24時までの間は特にアクセスが集中する可能性があります。

注意
  • LINEでは、ボットサーバーの負荷テストを実施するための環境は提供していません。LINEプラットフォームを含む形での負荷テストは実施しないでください。
  • 非常に友だち数が多い(100万人〜)LINE公式アカウントにおいて、ユーザーの反応が大きいと考えられるキャンペーン等の告知メッセージの送信が行われると、LINEプラットフォーム全体のパフォーマンスに影響する可能性があります。このような場合はメッセージの一斉配信は避け、ユーザーからのアクセスが集中しないように段階的に配信を行うなどの対応を行ってください。

# WebhookのON/OFF設定

LINE Developersコンソールの[Messaging API設定] > [Webhook設定]から[Webhookの利用]のオン/オフの設定が可能です。また、LINE Official Account Managerの[設定] > [応答設定]からも[Webhook]のオン/オフの設定が可能です。

Webhook利用開始時の注意

Webhookの設定を有効にする際には、必ず検証用のアカウント等を用いてテスト環境で動作の検証等を実施した上で、目的のLINE公式アカウントへ設定を適用してください。

Webhookの設定の同期

LINE DevelopersコンソールとLINE Official Account Managerで行ったWebhookの設定はそれぞれ同期しています。

# WebhookのON/OFFおよび自動応答メッセージの設定について

Webhook]の利用設定と、LINE Official Account Managerの[応答メッセージ]および[あいさつメッセージ]の組み合わせは、以下のとおりです。

Webhook 応答メッセージ]および[あいさつメッセージ 設定の可否
利用する(ON) 利用する
利用する(ON) 利用しない
利用しない(OFF) 利用する
利用しない(OFF) 利用しない
許可されていない設定の組み合わせ

Webhook]を利用せず、LINE Official Account Managerの[応答メッセージ]および[あいさつメッセージ]を利用しない設定は、ユーザーに対してLINE公式アカウントからメッセージが送信されない設定となるため、ユーザーエクスペリエンスの観点から許可していません。

[あいさつメッセージ]が送信されるタイミング

LINE Official Account Managerの[あいさつメッセージ]は、LINE公式アカウントが友だち追加されたときに自動で送信されるメッセージです。[あいさつメッセージ]は、ブロック解除した際にも送信されます。

# Webhookリクエスト受信時の処理フロー

ボットサーバーがWebhookイベントを受信してから、1秒以内を目安にHTTPステータスコード200をレスポンスしてください。

Webhookリクエストの処理が後続の処理に遅延を与えないよう、Webhookリクエストをボットサーバーが受信した際のイベント処理は非同期化することを推奨しています。イベント処理を非同期化した場合は、イベントの前後関係を維持して処理できるように実装します。

以下は、非同期で処理を行う際のイメージです。

Webhookリクエスト受信時の処理フロー

# Webhookリクエスト送信時に問題が発生した場合

認証プロバイダー配下に存在するMessaging APIチャネルにおいては、Webhookイベントを受信してから1秒以内にHTTPステータスコード200がレスポンスされなかった場合、チャネルの管理者に対し、request_timeoutエラー通知が送信されます。

エラー通知機能の利用

エラー通知機能は、認証プロバイダー配下に存在するMessaging APIチャネルでのみ利用できます。

# その他注意事項

# 1つのWebhookに複数のWebhookイベントオブジェクトが含まれる場合があります

LINEプラットフォームから送信されるWebhookには、複数のWebhookイベントオブジェクトが含まれる場合があります。また1つのWebhookにつき一人のユーザーとは限らず、Aさんからのメッセージイベントと、Bさんからのフォローイベントが同じWebhookに入ることもあります。

複数のWebhookイベントオブジェクトを含むWebhookを受信した場合も、ボットサーバーは適切な処理を行えるようにしてください。Webhookイベントオブジェクトについて詳しくは、『Messaging APIリファレンス』の「Webhookイベントオブジェクト」を参照してください。

# Webhookイベントオブジェクトの構造変更への対応

Messaging APIの機能に追加または変更があったときに、Webhookイベントオブジェクトにプロパティが追加される場合があります。新しいプロパティを含むWebhookイベントオブジェクトを受信しても不具合が発生しないようにボットサーバーを実装してください。Webhookイベントオブジェクトについて詳しくは、『Messaging APIリファレンス』の「Webhookイベントオブジェクト」を参照してください。

# Webhookリクエストに含まれるヘッダーについて

『Messaging APIリファレンス』の「リクエストヘッダー」を参照してください。

# 想定しないトーク送信に対する処理について

ユーザーからLINE公式アカウントに対しトークおよび、対応するWebhookイベントが送信されないように制限を行うことはできません。特定のユーザーから想定しないトーク送信が行われた場合、状況によって処理を変更するなどの対応が行えるようにシステムを実装してください。

# APIリクエスト送信時の注意

# チャネルアクセストークンの発行

Messaging APIでは、APIリクエストの認証手段としてチャネルアクセストークンを利用します。

現在、有効期限や発行方法が異なる3種類のチャネルアクセストークンを提供しています。

長期のチャネルアクセストークンについて

LINE Developersコンソールから有効期限が非常に長い長期のチャネルアクセストークンの発行が可能ですが、セキュリティの観点から長期のチャネルアクセストークンの発行は推奨しておりません。チャネルアクセストークンを発行する際には、有効期限30日の短期のチャネルアクセストークンもしくは、任意の有効期間を指定できるチャネルアクセストークンを利用いただくことを推奨しています。

# チャネルアクセストークンの再発行

短期のチャネルアクセストークンおよび任意の有効期間を指定できるチャネルアクセストークンには、有効期限が存在し、それを超過すると利用できなくなってしまいます。また、一度発行したチャネルアクセストークンの有効期限は延長(更新)できません。

そのため、残りの有効期限を考慮し、定期的に新たなチャネルアクセストークンを再発行する仕組みを構築する必要があります。

なお、チャネルアクセストークンは複数個発行することができますが、発行できる数には上限があります。Messaging APIを複数のサーバーやシステムから利用する際には、それぞれが利用するチャネルアクセストークンを正しく管理してください。新しいチャネルアクセストークンを発行した後は、古い利用しなくなったチャネルアクセストークンは取り消し(Revoke)することを推奨します。詳しくは、『Messaging APIドキュメント』の「チャネルアクセストークンの使いかた」も参照してください。

# チャネルアクセストークンの発行上限

チャネルアクセストークンは、種類ごとに発行できる上限(同時に存在できる上限)が存在します。

種類 発行上限 上限を超過した場合の動作 チャネルアクセストークンが無効化される条件
短期のチャネルアクセストークン 30 発行順に既存の短期のチャネルアクセストークンが無効化
  • 有効期限の超過
  • 発行上限の超過
  • チャネルアクセストークンの取り消し(revoke API)の実行
長期のチャネルアクセストークン 1 既存の長期のチャネルアクセストークンが無効化
  • 発行上限の超過
  • チャネルアクセストークンの取り消し(revoke API)の実行
任意の有効期間を指定できるチャネルアクセストークン 30 APIがエラーとなり追加で発行ができない
  • 有効期限の超過
  • チャネルアクセストークンの取り消し(revoke API)の実行

# メッセージ送信リクエスト

メッセージの送信に成功すると、HTTPステータスコード200(ナローキャストAPIのみ202)とともに、空のJSONオブジェクトが返されます。

メッセージの送信に失敗した際には、エラーレスポンスとして、エラーメッセージなどのJSONデータを含むレスポンスボディが返されます。

エラーレスポンスについて

エラーレスポンス中に含まれるエラーメッセージについては保証されておらず、予告なく変更される場合があります。エラー発生時の例外処理は受信したHTTPステータスコードによって行ってください。

ログの保存

Messaging APIに対するリクエストを行った際は、リクエストしたAPIのログや、受信したレスポンスのログは、一定期間保存してください。ログの保存について詳しくは、『Messaging APIドキュメント』の「ログ保存の推奨」を参照してください。

# メッセージ送信リクエストのリトライ

LINEプラットフォームに障害が発生していない時でも、ボットサーバーのネットワーク接続状況やその他の要因により、次のような問題が起こる可能性があります。

  • APIリクエストが正常に完了しない
  • LINEプラットフォームからのレスポンスが正常に得られない

このような場合、同じAPIリクエストを続けて実行してしまうと、最初のAPIリクエストが正しく受理されていた場合、ユーザーは同じメッセージを二度も受信することになります。これを防ぐため、リトライキー(X-Line-Retry-Key)を用いて安全にリクエストをリトライできるよう実装してください。メッセージ送信リクエストについて詳しくは、『Messaging APIドキュメント』の「失敗したAPIリクエストを再試行する」を参照してください。

失敗したAPIリクエストを再試行するイメージ

# リクエストの制限

LINEボットが送信可能なメッセージには、1回のリクエストで送信できるメッセージの長さや、一定時間内に送信できるメッセージ数に制限があります。

# テキストメッセージの制限

テキストメッセージで指定可能な文字の上限は5000文字です。

# リクエストサイズの制限

リクエストのサイズの上限は2MBとなります。

# リクエストレートの制限

Messaging APIでは、エンドポイントごとにレート制限が適用されます。

本番アカウント、テストアカウントに関わらず、動作テストを目的に大量のリクエストを送信することは禁止されています。メッセージ送信における負荷テストを行う場合は、LINEプラットフォームを含めない形で実施してください。

# メッセージの送信方法

メッセージの送信方法について詳しくは、以下のドキュメントを参照してください。

応答トークンの有効期限

応答メッセージで利用する応答トークンの有効期限について詳しくは、『Messaging APIリファレンス』の「応答トークン」を参照してください。

# HTTPS(TLS 1.2以上)の利用

Messaging API呼び出し元のシステムと、LINE APIサーバーとの通信は、HTTPS(TLS 1.2以上)で行う必要があります。また、画像メッセージ画像コンポーネントを含むFlex Messageなどを送信する場合、ファイルを保存するサーバーはHTTPS(TLS 1.2以上)での通信に対応している必要があります。

# 大量のアクセスへの対応

メッセージの送信対象のユーザー数や、送信したメッセージの内容によっては、メッセージに含まれるURLや画像などのコンテンツに対し、大量のアクセスが発生する場合があります。

そのような場合に備え、CDNやロードバランサーなどの負荷分散の仕組みを利用したり、メッセージの送信を段階的に行ったりして、コンテンツ保存元のサーバーが大量のアクセスによってダウンしないように対応してください。

大量のリクエスト

# LINEログイン利用時の注意

LINEログインを利用することで、ユーザーが持つLINEアカウントの情報を利用したログイン機能をお客様のウェブサービスやネイティブアプリに実装できます。

例えば、ウェブアプリにLINEログインを組み込み、取得した情報を自社の会員情報などと紐づけることで、Messaging APIを利用してよりパーソナライズしたメッセージをユーザーに送信できます。

LINEログインについて詳しくは、LINEログインの概要を参照してください。

# LINEログインの認可と認証のプロセス

ウェブアプリ向けのLINEログインの処理(ウェブログイン)は、OAuth 2.0 (opens new window)の認可コード付与のフローとOpenID® Connect (opens new window)プロトコルに基づきます。ウェブアプリ向けのLINEログインについて詳しくは、『LINEログインドキュメント』の「ログインのフロー」を参照してください。

# コールバックURLについて

コールバックURL(redirect_uri)は、ユーザーがLINEログインの認証と認可の操作を行ったあとで、ウェブアプリが認可コードとstateを受け取るURLとして使用されます。コールバックURLはLINE Developersコンソールのチャネル設定の[LINEログイン設定]より設定できます。

コールバックURLについて詳しくは、『LINEログインドキュメント』の「コールバックURLを設定する」を参照してください。

コールバックURL設定時の注意
  • コールバックURLには最大400個のURLを登録できます。

  • コールバックURLにはクエリパラメータを含んだURLを登録できます。

  • 認可リクエスト時に指定するredirect_uriは、コールバックURLに登録したURLをURLエンコードした文字列。任意のクエリパラメータを付与できます。

    • コールバックURLにhttps://example.comを登録し、認可リクエスト時に指定するredirect_urihttps://example.com?key=valueといった指定が可能です。

# ウェブアプリで認可コードまたはエラーレスポンスを受け取る

ユーザーによる認証と認可のプロセスが終了すると、ユーザーはコールバックURLにリダイレクトされます。

ユーザーがアプリにアクセス権を付与したときは、認可コードが渡されます。 また、アクセス権の付与を拒否したときは、エラーレスポンスが渡されます。認可コードやエラーレスポンスについて詳しくは、『LINEログインドキュメント』の「ウェブアプリで認可コードまたはエラーレスポンスを受け取る」を参照してください。

# アクセストークンを発行する

LINEログインの認可リクエストにより取得した認可コードを用いてアクセストークンを発行します。アクセストークンの発行について詳しくは、『LINEログインv2.1 APIリファレンス』の「アクセストークンを発行する」を参照してください。

アクセストークンを発行する際の注意
  • アクセストークンを発行する際に指定するredirect_uriパラメータは、認可リクエスト時に指定したものと同じ値にする必要があります。
  • 認可コードは、アクセストークン発行の成功の有無に関係なく1度のみ利用可能です。

# IDトークンを検証する

スコープにopenidを指定したLINEログインの認可リクエストにより取得したトークンエンドポイントのペイロードにはIDトークンが含まれます。取得したIDトークンを検証することで、ユーザーのプロフィール情報を取得できます。詳しくは、『LINEログインドキュメント』の「IDトークンからプロフィール情報を取得する」を参照してください。

# その他のLINEログインAPI

取得したアクセストークンを用いることで、ユーザーとLINE公式アカウントとの友だち関係を確認したり、ユーザーのプロフィール情報を取得したりできます。LINEログインのAPIについて詳しくは、「LINEログイン v2.1 APIリファレンス」を参照してください。

# LINEログインで取得した情報と自社で管理する情報との紐づけ(ID連携)

LINEログインを行い取得したユーザーの情報(ユーザーIDなど)と、自社で管理する会員情報などを紐づけることで、よりパーソナライズされたメッセージの配信などが可能となります。

ID連携の流れ

会員情報などとの紐づけと管理について
  • LINEログインで取得したユーザー情報と、自社で管理する会員情報などを紐づけの仕組みはLINEからは提供していません。
  • 会員情報などを紐づけを行う際には、なりすましによる紐づけ等が行われないようにセキュリティを考慮した設計にしてください。
  • LINEのユーザー情報と、会員情報などを紐づけを解除する動線を設けてください。
  • LINEアプリの[設定] > [アカウント] > [連動アプリ]より[連動を解除]した場合、LINEログインのチャネルの同意が取り下げられますが、ユーザー情報の紐づけは解除されません。LINEログインで取得した情報と自社で管理する情報の紐づけ処理は、別途お客様で行う必要があります。

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LINEログインでは、LINEログインしたときにLINE公式アカウントを友だち追加する(ボットリンク)機能が利用できます。ボットリンク機能はLINE Developersコンソールで設定できます。ボットリンク機能について詳しくは、『LINEログインドキュメント』の「LINEログインしたときにLINE公式アカウントを友だち追加する(ボットリンク)」を参照してください。

ボットリンク機能を利用する際の注意事項
  • リンクするボットは、LINEログインチャネルと関係するものに限定されます。例えば、企業AのLINE公式アカウント(ボット)を、企業Aと関係がない企業BのLINEログインチャネルにリンクしないでください。
  • 設定の変更は即時に反映されるため、誤って意図しないボット(テストボットなど)を設定することがないよう、操作には十分にご注意ください。
  • LINEログインチャネルが認証プロバイダー配下に存在する場合、LINEログインの同意画面に表示される[友だち追加(ブロック解除)]はデフォルトで選択(チェック)された状態となります。

# stateの検証

LINEログインの認可リクエスト要求時に指定するstateパラメータはクロスサイトリクエストフォージェリ (opens new window)防止のため、指定は必須となります。 認可リクエストのセッションごとにウェブアプリでランダムに生成し、認可コードまたはエラーレスポンス受信時に検証してください。

stateの検証

# LINE Front-end Framework(LIFF)

LINE Front-end Framework(LIFF)は、LINEが提供するウェブアプリのプラットフォームです。このプラットフォームで動作するウェブアプリを、LIFFアプリと呼びます。

LIFFアプリを使うと、LINEのユーザーIDなどをLINEプラットフォームから取得できます。LIFFアプリではこれらを利用して、ユーザー情報を活用した機能を提供したり、ユーザーの代わりにメッセージを送信したりできます。

LIFFアプリについて詳しくは、「LINE Front-end Framework」を参照してください。

# その他の機能

# 遷移先ブラウザの設定方法について

トークルームや、LINEアプリ内ブラウザからURLにアクセスする際、特殊なクエリパラメータを付与したURLを開くことで、URLを開くブラウザを外部ブラウザに変更できます。クエリパラメータ について詳しくは、「URLを外部ブラウザで開く」を参照してください。

# URLスキームについて

LINE公式アカウントとのトークルームなどで利用可能なURLスキームを提供しています。URLスキームについて詳しくは、「LINE URLスキームでLINEの機能を使う」を参照してください。

# チャネルの権限について

LINEログインチャネルおよびLINEミニアプリチャネルはチャネルの作成直後ではステータスが「開発中」となっています。「開発中」ステータスのチャネルにおける、LINEログインやLIFFアプリへのアクセスには、チャネルのAdmin権限もしくはテスター権限を付与したLINEアカウントが必要です。

権限について詳しくは、『LINE Developersコンソールドキュメント』の「チャネルの権限」を参照してください。

# Messaging APIで利用可能なスタンプや絵文字について

Messaging APIでは、スタンプはパッケージIDやスタンプIDといった識別子を利用してやり取りが行なわれます。

# Messaging APIでスタンプを送信する

Messaging APIで送信できるスタンプについて詳しくは、『Messaging APIドキュメント』の送信可能なスタンプリストを参照してください。

# ユーザーから送信されたスタンプを確認する

ユーザーからLINE公式アカウントに対してスタンプが送信された場合、Webhookのメッセージイベントとして、送信されたスタンプのパッケージIDおよびスタンプIDが送信されます。

受信したWebhookイベントに含まれるスタンプIDを利用して、送信されたスタンプの画像を取得する仕組みは公開しておりません。弊社のTechnology Partner (opens new window)がユーザーと直接やり取りが可能なチャットツール(CRMツールなど)を作成する場合や、LINEが適切であると判断した場合に限って提供しております。詳しくは弊社担当者までお問い合わせください。

# LINE絵文字の送信

テキストメッセージを送信する際に、LINE絵文字を送信することができます。LINE絵文字について詳しくは、『Messaging APIドキュメント』の「送信可能なLINE絵文字リスト」を参照してください。

# LINE絵文字の受信

ユーザーからLINE公式アカウントにLINE絵文字が送信された場合、メッセージイベントのテキストオブジェクト内のemojisオブジェクトに配列として格納されます。

送信されたLINE絵文字がemojisオブジェクトに含まれないことがあります
  • Android版LINEから送信されたデフォルトのLINE絵文字は、含まれません。
  • Unicodeで定義された絵文字や古いバージョンのLINE絵文字は、含まれないことがあります。
LINEボットについて LINE Developersとは LINEボットのしくみ LINEボットとチャネルの関係性について 各種用語について LINEボット開発手順 LINEボットリリース前のご確認事項 ボットサーバーにおけるWebhookイベント受信時の注意 セキュリティを考慮した通信およびボットサーバー環境 受信したWebhookイベントの検証 大量かつ集中的なWebhookイベント送信への対応 WebhookのON/OFF設定 WebhookのON/OFFおよび自動応答メッセージの設定について Webhookリクエスト受信時の処理フロー Webhookリクエスト送信時に問題が発生した場合 その他注意事項 APIリクエスト送信時の注意 チャネルアクセストークンの発行 チャネルアクセストークンの再発行 チャネルアクセストークンの発行上限 メッセージ送信リクエスト メッセージ送信リクエストのリトライ リクエストの制限 メッセージの送信方法 HTTPS(TLS 1.2以上)の利用 大量のアクセスへの対応 LINEログイン利用時の注意 LINEログインの認可と認証のプロセス コールバックURLについて ウェブアプリで認可コードまたはエラーレスポンスを受け取る アクセストークンを発行する IDトークンを検証する その他のLINEログインAPI LINEログインで取得した情報と自社で管理する情報との紐づけ(ID連携) ボットリンク機能 stateの検証 LINE Front-end Framework(LIFF) その他の機能 遷移先ブラウザの設定方法について URLスキームについて チャネルの権限について Messaging APIで利用可能なスタンプや絵文字について